とらのあなで使用されているブックカバー

紙のブックカバーはもはや定番

透明フィルムのブックカバーについてはとても限定的な世界での話となっているため、全ての人が利用しているわけではない。むしろ年代が高くなればなるほど確率は下がっていく方なのは言うまでもないだろう。先にも話したように慣れていない人にとっては付けにくいことも相まって、敬遠してしまう人もいないわけではないからだ。人によっては需要が見込める商品であるが、どうしても若年層から中年層のおよそ前半代までを対象としていると分析すれば、話も腑に落ちるはず。ブックカバーについて考えていく中で透明フィルムを利用するのもあるものの、大多数としての面で考えれば無料配布といえばやはり紙のブックカバーが特徴的といえる。

通常、全国展開している有隣堂などを始めとする書店などを見れば分かるとおり、ブックカバーといわれれば市販で販売されているものを含め、書店で購入した人に希望で配布している無料のものがある。そんな紙のブックカバーについては先にも紹介したように、書店の宣伝といった意味合いを兼ねている。そのためデザインには一工夫を入れているケースが非常に多く、中には特徴的なオシャレなものまで登場している。そんな紙のブックカバーの中でも個人的に気に入っているのは、何といっても『とらのあな』で配布しているものだ。

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虎のマスコットキャラをモチーフに

とらのあなを普段から利用している人には御馴染みといえるものだが、とらのあなで使用されているブックカバーといえばやはり『虎のマスコット』があしらわれたものとなっている。一部では段々とシャレてきたとも言われているが、その意見については同意を表明する。宣伝も意味しているため、第一印象をよくしたいのは企業として当然のこと。色使いについても丁寧に配色されている部分を感が見れば、プロのデザイナーが担当していることが良く理解できる。またとらのあなのブックカバーには種類も存在しており、文庫からA5版サイズのコミックスまでに対応したものが店舗に用意されている。書籍の大きさに対応したブックカバーが用意されているのは勿論、その大きさに応じたブックカバーのデザインもまた異なっているところが味だったりする。

現在のとらのあなで配布しているブックカバーは完全セルフサービスとなっているため、基本自分で書籍に巻くことになる。これを面倒と感じる人もいれば、下手な店員に頼まなくてすむとこだわりを持っている人もいるだろう。どうしてそんな面倒な方向にサービスをシフトさせたのかと疑問に感じる人もいるかもしれないが、それについてはとらのあなの内部事情というものだ。

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攻撃的なサインも

とらのあなのブックカバーについては色々と思うところがあるという人もいるかもしれないが、そういった細かい点はともかくとして一旦宣伝という側面から、この企業が配布しているブックカバーの特色を検討してみよう。広報してもらえる、つまり購入した人が外出先でとらのあなのブックカバーをつけていた場合、公衆の面前ともかなり印象を与える。そのため中にはブックカバーを付けてはいるものの、色々な事情を鑑みて外ではあまり読めないと思っている人もいるかもしれない。ブックカバーをつけている時点で読むことを前提にしているのではないかと思うが、中には自分がとらのあなのようなお店に通っていることを知られたくないという人もいれば、また話は別だ。

他店のブックカバーを見れば何となく理解できるだろうが、いたってシンプルな作りとなっているのを思い出すだろう。中には簡単な線と社名がプリントされているものだったりと、無難な印象を植え付けることが出来る。比較して見えてくる事はとらのあなのブックカバーは企業として、そして店舗としての特色を最大限利用して宣伝しているのではないかと、思うことがある。カバーをつけているというだけで読んでいるものが何かまでは指摘こそ出来ないが、想像くらいは出来る。

いい年にもなってコミックスなんて読むのは恥ずかしい、または世間体として情けないなどと思われたくない人はブックカバーを使用しても、体裁は取り繕いたいと思うのかもしれない。インパクトとしては十分過ぎるくらいだろう、ただその分同類の人達にすれば何を買ったのかと興味津々だったりするのかも知れないと考えると、色々複雑な心境なのだろう。