意外と知らない、貼り方

初見の人は意外と困る

透明なフィルムを配るアニメイトの対応を見て、一瞬呆然としたという経験があると尋ねた時に挙げられるケースとして、透明フィルムのブックカバーを渡されたとき、ということもあるだろう。筆者も初めて見たときはこれは何に使用するものなのかと思いながら、紙のブックカバーを小さなビニール袋から探したが見つからず、やがてそれがカバーだと知ることになる。当然、初めて使用するものになるため、いざ手にとって貼り付けてみようと思っても中々思うように上手く貼れる訳がない。上手に出来た人ももしかしたらいるかもしれないが、筆者は不器用だったことも合って恐ろしいほどの大失敗をしたものだ。貼り付けた本がどうなったのかは、ここでは明言しないでおこう。

この透明なブックカバーはアニメイトでは無料で配布されているが、雑貨屋などでも普通に購入することが出来る商品だ。購入することになるため少し面倒だと感じる部分もあるが、使い慣れた人にしてみれば通常の紙のブックカバーを使用するよりもこちらが良いという人もいる。筆者の店舗でも商品として販売していたが、人によっては複数セット購入して行く人もいた。

ただ透明フィルムのブックカバーのつけ方についていざ聞かれてみると、大体の人が疑問に思うのではないか。商品として購入するものにしてもそうだが、フィルムを配布するアニメイトでも付け方に関してマニュアル的なものを配布している、なんてことはない。あくまで自分で、自己責任の元でつけろと暗に述べられているような気分にさせられたものだ。そんな透明フィルムのブックカバーについて、少しばかり掘り下げて話をしていこう。

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自分でやる、が常識になっている？

そんな透明ブックカバーを今では誰も疑問に思う事無く使用していると思いがちだが、アニメイトを利用したことがない、透明なブックカバーを使用したことがないという場合だと当然付け方は分からないもの。そこで分からない人は現代の利器インターネットを使用することで、付け方を調べようとするのも手だが何とメーカーなどの企業では透明ブックカバーの貼り付け方にマニュアルを用意していないという。

初見の人にすれば貼り付けられるのは誰でも出来る簡単なことなのかと思ってしまうだろう、通常のブックカバーと比べてもらえれば確かに大きな違いこそ存在しないが、付け方に戸惑いを覚える人はいるはず。何といっても透明フィルムのモノを使用する際には、最後にフィルムの端にある粘着テープ部分で貼り付けて、カバーが外れないよう固定しなければならないからだ。

この時の作業が一番難しく、初めて付けたという人には新鮮味を感じる部分もあるかもしれないが、成功すれば上出来すぎる。今でこそあまり疑問に思う人が少ないかもしれない、ただ中には透明ブックカバーを皆が全員付けられるのかと無駄に引いてしまう人もいるかもしれない。そうした人向けに話を進めると、必ずしも当たり前といった見方はできないものだ。慣れている人の中には苦手としている人もいるもいるため、それなりに回数をこなして練習は必要だ。

右側が一番のポイント

そんな透明フィルムのつけ方について大まかに説明すると、

①：真っ直ぐに広げて左側に本の裏表紙を仕舞えるポッケに入れる
↓
②：次に表紙部分の右側の中心部に棒状の帯があるので、その下を表紙部分を潜り抜けておく
↓
③：最後に粘着部分のテープを剥がし、棒状の透明な帯があるところに貼り付けて完成

こんなところだ。漠然としているが、さすがにこれ以上こと細かく説明してくれといわれても正直限界があるため、この辺にさせてもらおう。この中で①と②はまだすんなりと出来るが、問題は③だ。粘着テープで貼り付けるわけだが、これは当然本体に貼り付けるのではなく、棒状のフィルム部分に張って表紙を保護する役割を担わせる。ただその貼り付ける部分があまり深く貼ってしまうと本の形状が歪んでしまうなど、微妙な弊害を被ることになってしまうため、このあたりの加減が難しいところ。

そして最後に、貼り付けた後は当然シワにならないように伸ばして綺麗にすることだ。ここまで出来たら完成となるが、初めての人は大抵粘着部分を貼り付けるところで失敗するのではないだろうか。

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失敗は当たり前

紙のブックカバーと比べれば当然貼り付け方に多少なりともコツがいるため慣れるまでそれとなく回数をこなさなければならないが、それでも失敗してしまう。ある意味神経質な作業となっているため、ストレスを感じるようなことをしたくないと思っている人は無理につける必要もないだろう。ただ使ってみると使い心地に嵌るので、お勧めでもある。